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タオル美術館に今治タオルは無い話

※この記事は以前のうんこブロガーの一日の再掲です。


はてなブログみたいなタイトルにしてみました。こんばんは。今日は愛媛県今治市に遊びに行く前に読んでほしい記事です。

 

タイトルの通りなんですよ〜。タオル美術館にはタオルがたくさん売ってるんですがそのうち一枚も「今治タオル」は無いんです!展示だって今治タオルではありません。なぜなら運営している一広(ICHIHIRO)という会社が「今治タオル」を作っていないからです。

 

今治タオル」には厳しい基準があって、それを満たしたタオルだけがあのお馴染みの青と赤と白の今治タオルのマークをつけて売ることができるんです。

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このマークが付いたタオルはタオル美術館には一枚もありません。

 

ではどんなタオルが売っているのかというと「5ツ星クオリティ」というタグが付いたタオルが売っています。

 

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これは一広が設けた品質基準です。

 

この会社、以前は今治タオルを売っていたんですが、基準を満たしていなくて今治タオルとして売れなくなってしまったんですね。

 

今治タオル未認定問題 タオル組合脱退 /愛媛(毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20160224/ddl/k38/020/693000c

 

そこで自分たちのタオルを改善して今治タオルの基準を満たそうとしたのではなく、四国タオル工業組合を脱退し、オリジナル基準を設けてブランド化したのです。ブランドと呼べるほどのものかどうかは別にして。

 

私は去年の夏に家族でタオル美術館に行しました。あの今治タオルのマークがどのタオルにも付いていないことを疑問に思って調べたらこのようなことが分かりました。我が家では今治タオルを使っていたのでタオル美術館の土産店であのマークが見当たらないことに違和感を覚えました。結局ここでタオルを買う前にこの一連の流れを知ることができ、「今治タオル」だけを売っている他のお店に買い物に行くことができました。

 

こちらの一広という会社、地元では有名でよく思われてないそうです。タオル美術館には今治タオルは無いことは観光客にはあまり知られていないことですが(現に私たちも行って初めて知った)広く知られてほしいです。「今治タオル」にこだわるかどうかは個人の自由ですが、今治タオルの基準を満たせず組合を脱退したような会社が独自に設けた「5ツ星クオリティ」が信頼できるものとは私は思えません。

 

タオル美術館は今治市にあるタオルの美術館ですが、あの「今治タオル」は一枚もありません。

 

皆さんも今治に行く際には気をつけてください。